妻です
ここは誰の家だの同日
プルルルルルルルルルルルルルルルル 睦月:はい、妻です 封斗:まてまてまてまて 睦月:あー、おばさん。どうしたんですか 封斗:代われよ、お前 睦月:はい、はい。分かりましたー、じゃあ私がやりますよ 封斗:なんでこっち見て笑ってんだ 睦月:はい、それじゃあさよならー 封斗:ちょ、切るなよ! 睦月:おばさん遅くなるってさ。だから私がご飯作ってあげる 封斗:やめろ、トラウマが 睦月:そんなにヒドイ物食べさせたことあったっけ? 封斗:お前・・・・ガキの頃俺に料理と称した化学実験の残骸を食わせたろ 睦月:あれは立派なチャーハンだったね 封斗:え、あれチャーハンだったの!? 睦月:ご飯の味したでしょ? 封斗:なんで炒めるだけでご飯が液状になるんだよ! 睦月:さて、なに作ろうか 封斗:あからさまに話題を変えるな 睦月:大丈夫!私これでも成長したよ! 封斗:頭と胸と背以外は確かに成長したな。いや、頭は劣化したか 睦月:今包丁持ってるの見える? 封斗:ごめんなさい、ホント洒落にならないからやめて 睦月:じゃあ、なんか君がうるさいからチャーハンね 封斗:あーあーあーあー 睦月:なに、どうしたの 封斗:近くの薬局行ってきていい? 睦月:後ろからグサッとされてもいいなら 封斗:行ってきます 睦月:いってらっしゃい 封斗:ただいま 睦月:おかえりー! 封斗:待て!包丁を持ったままこっちに走ってくるな! 睦月:感動のご対面といこうかと。どう、なんか感じた? 封斗:殺意なら感じたわ! 睦月:まぁいいか。ご飯出来てるよ 封斗:はいよー 封斗:おー、黄金チャーハンだ 睦月:ここで一つクエスチエン 封斗:いや、発音全然違うから 睦月:分かってますよ。ご飯と私どっちを食べる? 封斗:ご飯 睦月:即答ですか、深く傷つきましたよ 封斗:いや、お前食べたらえらいことだし 睦月:そこは男の甲斐性ですよ。あ、ヘタレか 封斗:お前時々スゴイ抉ってくるよな 睦月:女王様とお呼び! 封斗:女王様ー! 睦月:・・・・・・ 封斗:・・・・・・ 睦月:・・・・・・うん、なんか嫌な気分になった 封斗:ですね 睦月:ですね 封斗:そろそろ食べてもいいでしょうか 睦月:早く食べろよ!冷めるだろ!? 封斗:今までネタ振ってきたのお前だよ 睦月:ん? 小首をかしげる 封斗:そんなあからさまな仕草いらんから 睦月:ん? 小首をかしげる 封斗:いや、もういいから 睦月:早く食べろよ!冷めるだろ!? 封斗:無限ループ?! 封斗:おー、普通にチャーハンだ。いや、うめぇ! 睦月:どうだ、思い知ったか 封斗:偉い偉い 頭を撫でる 睦月:・・・・・・んー 封斗:なに、その甘えた声 睦月:そそられる? 封斗:ぐらっと来た 睦月:やた、勝った。ご褒美にもう一回 封斗:え、マジですか 睦月:マジですよ 封斗:よしよし 撫でる 睦月:んー・・・・ふふふふ 封斗:せいっ!せいっ、せいっ! でこぴんを放つ 睦月:痛っ!いたっ、いたっ!! 睦月:なにすんのよー 封斗:なんとなく、でこぴんをやってみた 睦月:頭撫でたぐらいで照れるなよ 封斗:うるせー 頭をくしゃくしゃ撫でる 睦月:うきゃーーー 裏声 封斗:このー! 封母:なにやってんの? 封斗:はっ! 睦月:あれ、終わり? 封母:仲いいねー、流石妻 睦月:どうも、人妻です 封母:どうも、人妻その2です 睦月:愛人!? 封斗:ひどく居たたまれないんだが 睦月:私とは遊びだっのね! 封斗:そのネタはもういいから 睦月:ねー、明日どっか行こ 封母:丁度掃除するから朝から連れて行っていいわよ 封斗:おい、俺の予定は 睦月:私と遊ぶ 封斗:いや、俺やることが 封母:帰ってからやればいいじゃない 睦月:決まりー 封斗:なに、この女性社会
by fuuton
| 2006-12-16 00:03
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